派遣型風俗のスタッフの仕事内容を解説!店舗型風俗との違いとは
派遣型と店舗型の風俗では、スタッフの働き方にどのような影響があるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
店舗型風俗の業務と大きな違いはありませんが、派遣型風俗にしかない業務も存在します。
この記事では、派遣型風俗スタッフ特有の業務や求められるスキル、さらには派遣型風俗で働くメリットやデメリットまで詳しく解説していきます。
この記事を書いた人

荒木 隆志
某自動車メーカー勤務から長距離トラックドライバーを経て20数年前に池袋の風俗店に勤めて業界に足を踏み入れる。
当時、店舗型ヘルスのほとんどが無許可で営業をしていた時代に、何も知らず東スポの3行広告の求人を見て応募して現在に至る。
そもそも派遣型風俗とは?

派遣型風俗は店舗を持たず、顧客の自宅や利用しているホテルにキャストが訪問する形態となっています。
派遣型風俗は一般的にデリヘルと呼ばれる業態が中心ですが、近年はデリバリー型の風俗エステ店なども数を増やしています。
店舗型と派遣型の大きな違いを下記の表にまとめてみました。
業態 | 派遣型 | 店舗型 |
営業時間 | 24時間 | 6時~24時 |
接客方法 | 電話、Web | 対面接客 |
受付所 | ✕ | 〇 |
待合室 | ✕ | 〇 |
プレイルーム | ✕ | 〇 |
キャストの送迎 | 〇 | ✕ |
主な業種 | ソープランド、ヘルス | ヘルス、風俗エステ |
派遣型では顧客は電話もしくは、インターネットを経由して予約を行います。
顧客が実際に店舗に来店するわけではないため、送迎業務があるなど店舗型とは違った仕事があるのが特徴的です。
またインターネットを駆使した顧客獲得も、店舗型以上に重要な要素となるためSNS運用やWeb広告運用の知識も欠かせません。
店舗型は実店舗を持つがゆえに営業時間に縛りがありますが、デリバリー型にはそのような縛りはなく24時間いつでも営業可能です。
派遣型風俗特有の業務がある
店舗型風俗と派遣型風俗の大まかな違いを確認してきました。
ここからは、店舗型では経験することのあまりない、派遣型風俗の業務内容をピックアップして紹介していきます。
風俗スタッフの一般的な仕事内容は以下の記事で紹介しているので、気になる方はこちらも併せて確認してみてください。
派遣型風俗で特徴的な業務には以下のようなものがあります。
派遣型風俗特有の業務
・受付業務
・配車/送迎業務
・クローク業務
受付業務
「受付業務は店舗型風俗にだってあるよ」と感じる方も多いのではないでしょうか?
風俗スタッフや黒服はどんな業態であっても基本的に、受付業務がついて回る仕事です。
しかし派遣型のスタッフは基本的にお客様に直接対面することがない受付となっており、このような形態は派遣型特有ではないでしょうか。
お客様の表情が見えなくても相手を満足させる接客が必要となります。
そのためには会話の中から得られる情報をしっかりと共有して、顧客に満足してもらえるような接客が必要です。
一方で顧客に対面する必要がないので、対人接客が苦手な方にとっては働きやすい環境と言えるでしょう。

どの店舗も独自のノウハウやシステムがあるので未経験でも安心して業務に取り組むことが可能です。
配車・送迎業務
例えば東京都内のデリヘル店では、ほぼ23区全てのエリアにキャストを派遣します。
当店は恵比寿を拠点にしていますが、渋谷区、新宿区、港区を中心に広い範囲にお客様がいらっしゃいます。
そのためキャストさんが、お客様のもとに時間通りに到着するための配車業務が欠かせません。
多くのキャストさんが1日4〜5名の接客をこなすので、効率よくドライバーを配置し送迎を行わなければ車が何台あっても足りません。
送迎手配のミスは案件の遅延につながり、顧客からのクレームの原因やキャストのストレス原因となってしまいます。
この配車業務は派遣型風俗で最もストレスのかかる仕事かもしれません。

車が足りない場合には、スタッフが社用車で送迎をすることもありますよ。
クローク業務
店舗での接客が無い派遣型風俗では、キャストが派遣先に出勤した時の荷物を持って行くとは限りません。
その場合、内勤スタッフが荷物を一旦預かって事務所で管理します。
キャストは、その日の最終の接客が終われば事務所に戻らず迎車の車内で精算を行なうことでスムーズに退勤が可能です。
車内精算で預かっていた荷物を渡さなければ自宅に帰れなくなってしまうことも。
そのためには、配車指示でキャストさんから預かっている荷物があることをドライバーに伝えて車に積んで派遣先まで行かなくてはなりません。
このような業務も派遣型風俗ならではの業務といえるでしょう。

事務所内で荷物を預かっていることを共有して、預かった荷物はどのキャストさんから預かったのか札などを付けて分かるようにしてすぐに取り出せるようにします。
派遣型風俗で求められるスキル
ここまで派遣型風俗の特有の業務について詳しく説明をしました。
ここでは、派遣型風俗のスタッフに求められるスキルについて3つほどピックアップして紹介をしていきます。
一般的なPCスキル
店舗や受付所のない派遣型風俗では、オフィシャルサイトや広告サイト、SNSが集客力を高めるために重要な役割を果たします。
各種サイトやSNSのこまめな更新作業は店舗の売上を上げるためには欠かせない業務です。
更新作業といっても高度なWebスキルは必要ありませんが、基本的なPC作業ができる程度の能力が必要となります。
具体的にはブラインドタッチでの入力ができる程度のPCスキルがあると望ましいと言えるでしょう。
その他にも、Adobe系のソフトが使えるなどのスキルがあると歓迎される店舗が多いです。
求人広告の運用スキル
営業時間や部屋数に制限のある店舗型と違って、派遣型は部屋数や営業時間といった制限がないためキャストの出勤が多ければ多いほど売り上げが高くなります。
Web媒体やSNSをうまく活用して上手に、求職者を募集できる能力はとても重要です。
過去にマーケティングなどを勉強した方や、SNS運用が得意な方などは重宝されます。
派遣型風俗で役職を目指す方は、このWeb運用は欠かせないスキルと言えるでしょう。
売上管理スキル
派遣先で接客をするキャストさんの売上管理は煩雑になりやすいので、売上の管理や計算のスキルが求められます。
ドライバーへの配車指示でさまざまなキャストを派遣している関係上、案件ごとに釣銭の持ち出しやキャストから渡された代金を明確にしておくことが必要です。
また出先でキャストさんがそのまま退勤する場合には、精算金が間に合うように事前にドライバーさんに必要な経費を渡しておく必要があります。
このように店舗型に比べてお金の出入りが多いというのも派遣型の特徴です。
そのため、細かくお金を管理できるスキルも必要となります。
派遣型風俗で働くメリット・デメリット
最後に派遣型風俗で働くメリットとデメリットをそれぞれ紹介していきます。
店舗型で働くか、派遣型で働くか迷っている方は、ご自身の望む就業条件と照らし合わせながら確認してみてください。
派遣型風俗で働くメリット
まずは派遣型のメリットから確認しておきましょう。
第一に職場の選択肢が店舗型に比べて圧倒的に多いことがあげられます。
そのため、求人条件も豊富なので、働きたいエリアや時間帯など希望にあった条件の職場を見つけやすいでしょう
派遣型で働くメリット
・働く店舗の選択肢が多い
・受付が無いので対面接客をしなくてもよい
・営業時間が長いのでキャストのシフトの融通が利きやすい
・掃除する場所や回数が多い
また対面での接客に苦手意識を持っている方や、デスクワークメインで就業したい方にもおすすめです。
また深夜出勤を希望する方は、基本的に派遣型での就業が良いでしょう。

店舗型に比べてデスクワークが多くなるのも派遣型の特徴です。
派遣型風俗店で働くデメリット
比較的店舗数も多く営業時間も長いというのはメリットである反面、デメリットになる可能性もあります。
例えば出勤時間は早番や遅番は選択できたとしても、シフト制で2~3時間程度の誤差がある場合も少なくありません。
派遣型風俗で働くデメリット
・勤務時間が固定されない可能性がある
・電話対応の会話だけでコミュニケーション能力が問われる
・キャストの管理がしにくい
また深夜のシフトは慣れないと体調管理を崩しやすいので、睡眠時間の確保を心がけるなどして体調維持に努めることが重要です。
他にも店舗内にキャストがいる店舗型に比べて、移動が多く待機室にいることの少ない派遣型風俗ではキャスト管理が難しいことがあります。
対策として事務所内に短い時間待機できる場所を設けることでコミュニケーションを取りやすくしたり、出勤時や精算時に声をかけるなどの気遣いが重要です。
派遣型風俗特有の業務を理解したうえで働く先を選ぼう

この記事では派遣型風俗スタッフの仕事内容について紹介してきました。
業態や受付方法の違いにより、派遣型と店舗型では受付業務が異なることで求められるスキルも変わります。
対面接客のある店舗型と比べて電話での接客となる派遣型では電話でのコミュニケーションスキルを磨くことが売上に直結します。
さらに、Web媒体やSNSの運用で求職者を募集するスキルや細かなお金の出入りを管理するスキルを磨くことで役職者への出世の近道となるでしょう。
派遣型風俗は店舗数も多く、スタッフの募集が盛んなので気になるお店にまずは応募してみましょう。
この記事で紹介した業務内容などを詳しく知りたい方は、下記のLINEからお気軽にお問い合わせください。