「風俗スタッフはきつい」は本当?風俗業界の従業員の実情をスタッフ経験のある筆者が解説
風俗で働くのってやっぱりきついの?
風俗スタッフというといわゆるブラック企業をイメージする方も多いのではないでしょうか。
実際、風俗の店舗では、長時間労働などが横行しているというケースも多いようです。
この記事ではそんな風俗の労働環境の実情をスタッフ経験のある筆者が詳しく解説していきます。
きつい労働条件の店舗の見分け方もあわせて紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人
井田 圭一
建築業界から風俗業界に転身、店舗運営を経て現在は事務方として働いています。
風俗以外の業界から風俗業にキャリアチェンジした経験を踏まえて、風俗業界のイメージと実態の違いについて執筆しています。
風俗業界のラーメンブログを駆逐したいと思っています。
風俗スタッフは実際きつい?
風俗スタッフが「きつい」という印象はどこから来ているのでしょうか。
そのようなイメージになっている背景には以下のような理由があるようです。
風俗業界がきついと言われる理由
- 離職率の高さ
- 休日の少なさや労働時間の長さ
- 福利厚生がない
それぞれの理由を詳しく確認していくと、風俗スタッフの勤務の実情が見えてきました。
離職率の高さ
風俗業界では3年以内の離職率は30%にのぼるというデータがあります。
人材の出入りが多く常に安定した人員確保が難しいことが、風俗業がきついと言われる要因となっているようです。
風俗に限らずサービス業では、安定した人員を確保できないと、長時間労働や業務過多といった労働環境の悪化の原因になりやすいもの。
しかし、この風俗の離職率の高さは異常とは言い難いという側面もあるようです。
厚生労働省の発表では、宿泊業やサービス業における年間の離職率は業界全体の26.8%という数字が発表されています。(参照:厚生労働省)
このことから離職率に起因する業務環境の悪化は風俗業に限った話ではなく、サービス業全般の抱える問題であると言えそうです。
休日の少なさや労働時間の長さ
一般企業において年間の休日が120日程度と年間の3分の1が休日となるケースは珍しくありません。
しかし、風俗業態においては週休2日制や、隔週で2日休みといった出勤システムを採用している店舗が多いです。
少ない場合には、年間休日が70日程度と一般企業の半分程度となってしまうケースも。
厚生労働省の調査ではサービス業の平均的な年間休日は、97日程度となっており平均と比較しても低い数字です。(参照:厚生労働省)
また、1日の労働時間も10時間を採用している店舗が多く、所定の休憩時間も取得できないことも少なくありません。
この点に関しては先述した離職率の高さが起因して、短時間勤務を実現できなくなっている可能性が高いです。
ともあれ、風俗の仕事がきついと言われる要因の1つに、この労働時間の長さがあげられることは間違いないでしょう。
福利厚生がない
風俗業界では「有給休暇」や「家賃補助」のような福利厚生を導入している企業は多くありません。
10年程前と比較すると福利厚生面も改善されているようですが、一般的な企業と比較するといまだに制度が遅れているのが実際です。
社会保険などを完備している企業は増加傾向にありますが、普及率は非常に低い業界と言えるでしょう。
一般企業のように業績に応じたボーナス制度がない場合などは、年収を考慮すると決して良い条件とは言えないケースも。
一部企業では一般企業に近づけるような努力が行われているようなので、入社する会社選びが非常に重要です。
実際にあるきつい勤務形態の店とは?
どんな特徴の店がよりきついとかってあるの?
一般的にきつくなりやすい運営形態のお店には特徴がありますよ。
離職率の高さや労働時間の長時間化が起こってしまうのには共通の原因がある場合が多いです。
そもそもの勤務体系などに無理があろ、ギリギリの人員で運営することが余儀なくされてしまいます。
そんな店舗にはいくつかの特徴があるので確認していきましょう。
売上ノルマが厳しい
売上ノルマが厳しいと人件費を削減して、少ない人数での店舗運営を余儀なくされてしまいます。
それによって長時間労働や休日を減らして対応することを余儀なくされてしまうケースも。
他にも売上歩合などの割合が異常に高い店舗にも注意が必要です。
店舗運営の責任者が歩合を稼ぎたいあまり、少人数での店舗運営を行うことも少なくありません。
新入社員は当然店長よりも歩合の割合も少ないので、収入と労働時間が見合わなくなってしまいやすいです。
運営スタッフが少ない
ノルマなどとは関係なく、会社として運営スタッフの人員を少なく見積っているグループもあります。
例えば24時間営業の店舗を3~4人で運営するといった場合には非常に危険です。
風俗業において急な送迎や面接といった業務はつきもの。
そういった突発的な仕事に対応できないような運営体勢は、離職者の増加や業務過多の原因となりやすいです。
10時間程度のシフトに対して少なくとも3人程度確保する方針の店舗を選ぶようにしましょう。
きつい風俗店の見分け方
労働条件がきついお店かどうかを見分ける方法ってあるの?
実は労働条件が厳しくなりやすい店舗にはいくつか共通する特徴があります。
これから紹介するような特徴が当てはまる場合には、一度入店を検討した方が良いでしょう。
シフトをどのくらいの人数で回しているかを確認しておく
先ほど紹介したように、営業時間に対して運営スタッフが少なすぎる店舗は要注意です。
面接時などに営業時間や、各時間帯に稼働しているスタッフの人数を確認しておきましょう。
また、万が一欠員が出た場合に他店や本部からサポートスタッフが派遣されるようなシステムがあるのかも確認しておきたいポイントです。
運営店舗以外のスタッフが雇用されているか
人材が安定している企業であるかを見極めるポイントとして、会社の規模を確認しておくことも重要です。
風俗は業態などによって売上が異なるので、店舗の規模だけでは企業利益を推測するのは難しいのが現実。
そこで確認しておきたいのが、グループ内に店舗スタッフ以外を雇用している部署があるのかというポイントです。
例えばWeb関連専門の部署や、採用担当の部署がある風俗店は少なくありません。
このような人材を確保できる企業は売上が安定しており、仕事が分担されているので店舗スタッフへの負担が少ない傾向にあります。
風俗関連のスタッフの職種や仕事内容は以下の記事でも詳しく解説しています。
今の仕事がきついなら風俗内勤は意外と楽かも!
この記事では「風俗の仕事はきつい」と言われる理由について紹介してきました。
労働時間の長さや、慢性的な人員不足の状態の現場が多いことが風俗業界がきついと言われる原因になっているようです。
しかし、他の業界と同様に労働環境の良し悪しは、企業によって大きく変わることは風俗においても変わりありません。
そのため、しっかりと有料企業に的を絞って応募することが非常に重要です。
安定した企業に就職できれば、現在の仕事で休みが極端に少なかったり、給与が低い方にとっては生活環境を変えるチャンスにもなるでしょう。
風俗業界に少しでも興味がある方は、この記事で紹介した方法で応募する店舗を探してみてください。
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